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耳をよくする  


休日。

新しい環境に目の回るような毎日の中、久々に瞑想してみた。

いろいろと頭の中から思考が溢れんばかりに出てきて、軽く焦る。
呼吸を整えて落ち着かせたところで

耳をよくする

という単語が目の前に電光掲示板のように現れた。
あまりに強烈なフラッシュ(?)で瞑想中止。
心臓がバクバクしている状態で、とても瞑想どころじゃなかった。

ずっと昔…確か小学生の時だったと思います。

「もし、1つだけ願いが叶うとしたら何てお願いする?」

そんな質問が記された用紙がクラスメイトに配られました。
なんかの冊子を作る一環だったような気がする。

「お金もちになりたい」
「野球せんしゅになりたい」
「でっかい家がほしい」

子供なりの夢が書かれていた中でアタシが書いたのは

「耳をよくする」

そう書かれた紙は他の人から見ると、かなり異質なものを感じたことだと思う。
もし、その時の自分がもっと大人であれば、気を遣って普通の子供らしいことを書けたかもしれない。

でも、どうしてもそれはできなかった。
ただただ、それだけが望みだった。


なんで今になってこんなことを思い出したのかはわからない。
「耳をよくする」
という夢を今も持っているのかと自分に聞いてみたが、結論から言えばNo。

なんといっても相手は障害。
障害がアタシごときにビビったりするわけもなく、それこそナイフや銃に頼ってそれをを耳に向けても、泣こうが喚こうがお構いなしに聞こえない。
もちろん銃口を向ける勇気がアタシにはないけれど、本当にやったところできっと障害は顔色一つ変えないでしょう。

そしたらちょっと方法を変えてみる。

誰もいないところで「耳が良くなりましたー!」と叫んでみたり
コルクボードに「聴力全快」とか「どんどん耳が良くなっていく」なんて書いた紙を貼ったり、
補聴器のボリュームを下げ気味にして聞こえを集中させるようにしてみたり、
実は耳じゃなくて他の障害が悪さしてるんじゃないのか調べてみたり。

そういうことやってると、ちょっとは気はまぎれる。
だけど、結局のところはただのごまかしにしかならなかった。

で、そんなごまかしにも疲れてきて、また苦しくなる。

もう声出してもダメ。
気合い入れてもダメ。
調べても結局なにも関係ない。
毎年病院に行って、だんだん聴力が下がっていく過程だけが目の前に現れる。


必死になってとことん障害に抗ってみたけど、すべて失敗。
もうね、為す術がないってこういうことを言うんだなぁとしみじみ思った。
だけど、障害とは付き合っていくしかない。
そうやって「耳をよくする」ことをあきらめた。

だから、もう耳をよくしたいなんて思っちゃいないさ。

と自分の質問に答えたら、とてつもない解放感が自分の中から突き抜けて外へ広がっていく感覚を覚えました。
一気に自分の周りがブワアッ!と色づいたような…。
もうあの瞬間は二度と経験できないと確信するレベルのもの。

なんだ、障害あってもいいじゃん。
誰も理解できない障害というのを、心から楽しめることが出来たら…それってスゲェ幸せなことなんじゃないかな。

障害者が障害を楽しめる。

もしかしたら、そういう生き方ができるんじゃないか。

もちろん障害を治そうとか、障害と向き合おうというのも、それも1つの方法でそうしたいならそれでもいい。

でも、アタシは逆の方法をとってみたい。

障害を治そうとせず、障害と向き合わず同じ方向へ一緒に進んでいく。

そういう方法もあるんだよ。
どっちを選んでもいいんだよ。

と、穏やかに楽しく障害と生きていける人物でありたいものですね。
久々に瞑想やってよかった!

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category: 気楽に生きる

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コメント

とても心打たれる記事でした(;`Д´)保存しました

名前が無い #GHxUo5uA | URL
2016/02/27 18:15 | edit

Re: タイトルなし

名前が無いさん

ありがとうございます!
自分の中ではこれが一番楽な考え方です。

氷川爽助 #- | URL
2016/02/28 22:49 | edit

こんにちは

今の私の気持ちをそのまま表している内容でした。
長いことずーっと、「耳をよくする」ことしか考えていませんでした。
そうやって何十年も生きてきて、やっと、今更ながら為す術がないことに気づきました。

障害があっても、
大事なのは自分がどう受け止めてどうしたいかなのだと思いました。
障害を楽しむ。それ、理想です♪

honey #- | URL
2016/03/01 09:49 | edit

Re: タイトルなし

honeyさん

その気持ちはすごくよくわかります。
健常者が本当にうらやましいんですよね。
劣等感を感じたりすることも多くて、すごくつらいですよね。

でも、そこには優劣なんてないんだと、為す術がないと気づいた瞬間にわかりました。

honeyさんのいう通り、どう受け止めるか。
そこが一番大事なところで、受け止め方次第でどうとでもなるんです。
同じものを見てるのにどうとでもなる…。
だったら、楽しみたいじゃないですか♪

障害を楽しむなんて、障害者にしかできない生き方ですよ。
その理想を現実にしていきましょう!

氷川爽助 #- | URL
2016/03/01 20:58 | edit

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